建築事例

諏訪野Y-house(Y)

親子兄弟3世帯が2棟に住まう計画の内、一棟についてのご紹介です。
福島県伊達市に建っている夫婦+子供の3人家族住宅です。

施主は30代前半の若さで歩行できなくなる難病に突然おかされ、車椅子の生活を余儀なくされました。そのためコンパクトな平屋のバリアフリー住宅を希望されました。

特に水周りは工夫が凝らされています。またキッチンに居る奥様から、入浴中のご主人の様子が見れるような窓を創るなどの工夫もされています。

寝室は、現在子供さんが小さいため一部屋ですが、将来的には区切ることができるように扉を2つつけてあります。

居間に必要以上の物を出さないように=車椅子の動きの障害にならないように、家族全員の共用の納戸を5.5帖と広く作って一箇所にまとめてあります。結果的にこの一室ですべての探し物が見つかるという利便性も確保できました。

見学に来られた何人かの方からは、子供さんが独立したご夫婦だけの老後の住宅としても良い、とのご評価をいただいています。
バリアフリーと大げさに追求しなくても「住む人」にとって「安全で優しい住宅」を設計すれば自然にバリアフリー住宅になります。
因みに、居間の腰壁はデザインであると同時に車いすがぶつかっても良いように木を貼ってあります。天井高さも3.3mの気持ちよいリビングダイニングです。

SLD家造集団による共同設計です。

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