建築事例

静岡I-house

祖母、両親、施主夫婦、子供2人の7人家族、4世代に渡る3世帯住宅です。
1階は南側の日当たりの良い場所にお茶の先生である祖母の和室(8帖)、その北側に4.5帖の茶室、玄関を挟んで東側に両親の寝室+書斎と応接室を玄関によって振る分け配置してあります。
2階は居間、食堂、キッチンと施主夫婦の寝室と子供部屋になっています。

当初、2階の居間食堂に対して祖母の部屋が1階であることで、食事のときの上り下りが負担になるのではないかとの懸念がありましたが、階段の上り下りを健康になる運動として考えていただきました。結果的におばあ様はとても元気になってくださいました。なお浴室、洗面室は1階に配置されています。

現在は1階の和室・茶室および応接室はお茶の先生方のお稽古の集まり場所としても使われています。その結果、1階をパブリック空間、2階をプライベート空間として使い分けができています。
竣工時よりすでに10年経っていますが基本設計で動線計画を入念に考えた結果、家族に変化は起きましたが、なんらリフォームの必要性は出ていません。

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