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木の家に住むこと

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木はやさしい

木は私たちと同じ生き物です。その生き物の力を借りて建築は造られています。
生き物を生かせて使うことが重要になります。


山にある木を伐採して建物に使うならば、建物で第二の木生(造語です)が生きられるように木を使いたいものです。
構造材や内装材に木を使い、空気に上手に触れるような使い方をすれば調湿機能で湿度のコントロールをしてくれます。
また、熱の伝わり方が比較的遅いので温度の調節もしてくれます。

木を切るのは自然破壊?

その昔、木を切ることは自然破壊だ!割り箸を使うことは自然破壊だ!といって、マイ箸運動がありました。
最近はあまり聞きませんがその理由を知っている人は意外に少ないようです。


確かに、いくつかの国で行われている森林伐採は自然破壊と思われるような状況があるようです。
しかし日本においては、多くの木(特に杉)は戦後植林されたものが多いのです。


戦後70年たった現在、これらの木は今伐採されて建築材料になる適切な時期に来ています。
しかし、70年の間(木の育つまでの間)に林業にかかわる人が、伐採できる木が少ないため仕事がとても減ってしまいました。


日本の山は木を植え、育て伐採し、また木を植え育てるという循環をして山の環境=自然環境が成り立っています。
むしろ今は、木を伐採し、伐採したところに新たに植林する時期に来ているのです。


木を伐採せずそのまま放置すれば山は荒れてしまいます。木を切らないことこそ自然破壊といえるかも知れません。
建築材料となる木は角材に製材されます。
切り落とされた端辺はバイオマス燃料などにつかわれたり、木を乾かす乾燥釜の燃料に使われたりしますが割り箸にもなります。
杉の割り増しを使うことは木を無駄なく使うことになります。もっともっと日本の木の割り箸を使う割り箸運動が起きてもよいのではないかと思います。

木を切るのは自然破壊?
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